誹謗中傷を弁護士に相談・依頼するメリット・依頼しない場合のリスクを解説

  • 自社に関する虚偽情報が口コミサイトやネット掲示板に書き込まれて困っている
  • 自分の個人情報が勝手に投稿され、公開されている
  • 誹謗中傷の書き込みをされたけれど、どのように対処すればよいかわからない

 

ネットトラブルで困ったときには、お早めに弁護士までご相談ください。

 

今回はネット誹謗中傷問題を弁護士に依頼するメリットや依頼しない場合に発生するリスクをお伝えします。

 

1.誹謗中傷を放置するリスク

ネット誹謗中傷トラブルを弁護士に相談しないまま放置していると、以下のような問題が生じます。

 

1-1.個人の場合

拡散される

インターネット上に書き込まれた情報は、誰でも見ることができます。

世界中に拡散される可能性があり、ときには炎上してしまうリスクも発生します。

炎上すると見も知らない多数の人から攻撃されるので、精神的に疲弊して自殺する方もいます。

 

身の危険が生じる

ネット上に住所などの個人情報が掲載されると、家に押しかけられて身の危険が生じる可能性もあります。

 

家族に迷惑が及ぶケースもある

個人情報やプライベートな情報が投稿されると、家族の情報も知られてしまう可能性があります。自宅に面白半分で嫌がらせの連絡が来るなどして、家族にも迷惑をかけてしまうおそれがあるでしょう。

 

1-2.法人の場合

被害者が法人の場合、以下のような影響が及ぶリスクもあります。

売上が低下する

ネットで虚偽の誹謗中傷が行われると深刻な風評被害が発生するケースが多々あります。

自社への社会的評価が低下し、サービスや商品を販売しづらくなって売上が低下してしまうでしょう。

 

採用活動に影響が出る

ネット上での評判が悪くなると、求人を出しても応募者が少なくなって、採用活動がスムーズに進まなくなるケースも多々あります。

 

生産性の低下や離職者の増加

自分の勤務先の評判が悪いと、従業員のモチベーションも落ちてしまいます。

離職者が増加する場合もあり、貴重な人材が失われて生産性が低下します。

 

ネット誹謗中傷対策をしなければ企業にとっての不利益は極めて大きくなるでしょう。

 

2.弁護士を付けずに対応するのは難しい

ネット上で誹謗中傷が起こったとき、弁護士を付けずに個人や法人が自力で解決することは困難です。

まずは投稿内容の削除を求めなければなりません。Google等の海外法人が運営するサイトに対しては、裁判所で仮処分を求めていく作業が必要となります。損害賠償請求や刑事告訴をするためには、匿名の投稿者を特定しなければなりません。投稿者を特定するためには、ログ保存期間が過ぎてしまう前に、裁判手続等の複雑な作業を完了させる必要があります。やらなければならない対応が目白押しでそのほとんどが日常生活になじみのないものばかりなので、スピーディに進められないのです。

 

 

ネット誹謗中傷を受けたときの「削除」や「相手方特定」「損害賠償請求」などの手続きには弁護士によるサポートが必須といえるでしょう。

 

 

3.誹謗中傷を弁護士に相談するメリット

ネット誹謗中傷トラブルを弁護士に相談・依頼すると以下のようなメリットがあります。

3-1.初動が早い

誹謗中傷トラブルに効果的に対処するには、スピーディに行動する必要があります。時間が経つと情報が拡散され、取り返しがつかなくなるリスクが高まるからです。

弁護士に依頼すると、すぐに必要な手続きを行えるので、自分で対応するよりすばやく不当な投稿を削除できる可能性が高まります。また、投稿者を特定する場合には、ログ保存期間が過ぎてしまうリスクを最小限にして手続を進めることができます。

これらにより、不利益を最小限度に留められるメリットがあるでしょう。

 

3-2.スムーズに進められる

ネット誹謗中傷への対応は複雑で、自力で滞りなく進めるのは極めて困難なものです。

投稿の削除、投稿者特定のいずれであっても裁判手続が必要なケースが多く、弁護士であれば、裁判所への対処など難しい作業も含めてスムーズに進めていくことができます。

結果的に早期に削除や相手方特定ができて、不利益を生じさせずに済む可能性が高まるでしょう。

 

3-3.労力から解放される

ネット誹謗中傷対策に自分で取り組むと、大変な労力がかかります。ただでさえ慣れない手続きに手間と時間をとられる上、仮処分や訴訟が必要になったら裁判手続きにまで対応しなければなりません。

弁護士にまかせてしまえば裁判所対応やその準備などをすべて任せられます。自分に労力がかからなくなるのも大きなメリットといえるでしょう。

 

3-4.精神的にも楽になる

ネット上で攻撃されると、精神的に追い詰められるものです。

相手方との交渉もストレス要因となるでしょう。

 

弁護士に相談すると、法律の専門家が味方になってくれているという安心感があります。相手との交渉にも弁護士が対応するので、自分で話をする必要がありません。

弁護士に依頼すると、ストレスもかからなくなるメリットがあるといえるでしょう。

 

4.ネット誹謗中傷トラブルはお任せください

山口の弁護士法人牛見総合法律事務所では、弁護士がお客様のご相談に丁寧に応しております。迅速に削除や本人特定を行い、損害賠償請求や刑事告訴状の作成も承っております。

お困りの際にはお早めにご相談ください。